今年こそ黒部源流行くぞ、と心に決めて密かに準備を進めていた頃。
千葉県で登山用品を扱っているとこを調べてたら、柏にアルペンのフラッグシップストアがオープンしたとか。
アルペンといえばスキーのイメージでしたが、今はアウトドア系もかなり力を入れてるみたい。
コロナ禍のアウトドア需要をうまく取り込んで業績も絶好調らしく、柏のフラッグシップストアもかなりの規模とのこと。
これはちょっと興味深い。
で、実際行ってみたわけです。
いや、スゴいです、ココ。
売り場面積2300坪という広大なフロアに一歩足を踏み入れると、そこにはアウトドア好きには堪らない世界が広がっています。
まず1階はキャンプ用品。
昨今のキャンプブームもあってかなりの賑わいです。
スノーピークやコールマンなどのメインどころは、「ショップインショップ」という形式でフロアの一角を占めていて、そのブランドのモノはほぼほぼ揃ってそうな品揃え。
他にも色んなメーカーのギアが置いてありますが、その多くが手に取って見られるように展示されています。
また、実際のサイトがイメージできるようにレイアウトされた展示箇所も各所にあって、否が応でも物欲が刺激されます。
有名どころはもちろん、実物を目にする機会が少ないガレージブランドもいくつか扱っているようです。
取扱ブランドも今後はどんどん増えていきそうな感じで期待が持てます。
このフロアの目玉と言っていいと思いますが、ここではテントの試し張りができます。
これも広大なスペースがあってこそできることかと。
驚くべきはその種類。
少なくとも100種類以上はありました。
人気どころはだいたい網羅してそうです。
予約制のようですが、ノルディスクのデカいテントなんかも実際に張ってみることができて、そのサイズや雰囲気がわかるので、テント選びに悩んでいる人にとっては一度足を運んでみたらどうでしょうか。
2階はアパレルとかシューズが多いファッション関係のフロア、「キャンプ アーバンスタイル」。
パタゴニアやノースフェイスのショップインショップがある他、キッズ系のファッションが充実してました。
子供連れの場合、長いこと同じ店にいると飽きちゃうこともあると思いますが、そんな時のためにキッズプレイエリアも完備。
また、1階同様、セレクトショップとかでしか見ないようなブランドも取り扱ってます。
そして、3階が登山用品をはじめとしたフロア「マウンテン」。
ここが本来の目的だったんですが、1階のキャンプフロアに時間をかけ過ぎてしまいました。
山岳テントがさながら実際のテント場のように並べられています。
基本的に登山に必要な道具は全て揃っていました。
登山靴もきちんと足のサイズを測って対応してくれるようです。
実際に使用する状態で展示してあるものも多く、エアマットなどはサイズや感触を試すことができてかなり参考になります。
大混雑の1階と比べると人は少なめ。
割とゆっくりと見て回れます。
他にクライミングやスキー、バイク関連にカヤック、SAPなど、幅広いアウトドアジャンルをカバー。
フラッグシップストアの名に恥じない品揃えです。
このアルペン柏、キャンプブームの今、間違いなく人気のショップになるでしょう。
ただ、その分、問題となるのがアクセス方法。
駅から遠く、ほとんどの人は車で来ることになるためか駐車場渋滞がひどい。
無料の立体駐車場は、250台分のスペースがあるようですが、土日の午後は待たずに入庫するのは難しいかと。
まわりに大きな商業施設があるので、そちらでもお金を落とすこと前提で考えた良いかもしれません。
駐車場問題ともう1点、個人的に残念だったこととして、有名どころにも関わらず扱っていないブランドがあります。
オルカクーラーに力を入れているためか、YETIの製品は置いていませんでした。
また、アークテリクスが見当たらなかったので店員さんに聞いてみたところ、こちらも取扱無しとのこと。
まあ全ての人気ブランドを網羅するってのはさすがに無理だろうし、このあたりは致し方無いところ。
それでも、キャンプ好きは一度は行っておいて損はないアルペンフラッグシップストア柏。
特に、アウトドアに興味のないパートナーを引き込むには最適なお店です。
僕も今度は家族を連れていって、財布の紐を緩めさせる作戦を計画中。
秋のキャンプシーズン前にもう一度行っておきたいな。