ダイナキングの値上げがヤバい

今年は梅雨らしい空模様が長いこと続いてますね。

去年のような猛暑もイヤですが、さすがにこれだけ週末に雨が重なると、サンデーアングラーとしては勘弁してくれって思います。

勘弁してほしいといえば、ここ最近のフライ用品の値上がり。

失われた30年とも言われる日本経済に対し、最高値更新を続けるNYダウ。

そのあたりの経済格差の影響が、フライフィッシャーの懐にも着々と押し寄せてきています。

ダイナキング バイス価格改定

最近ではバイスの王様、ダイナキングの価格がまた改定になったとのこと。

ダイナキングは数年前にも値上げしてた気がしますし、為替相場の影響もあってなかなか価格が安定しないところがあるようですが、さすがに今回は驚きました。

驚いたのはなんといってもその値上げ幅。

最上位機種のエクスカリバーは、これまでオープン価格で80000円前後だったのが、新価格はついに大台の10万円オーバー!

コレの消費税で安いタイイングスターターキットが変えるじゃん!

僕も使っているロータリーバイスの定番バラクーダーが約9万円に。

一生物とも言われるバイスですが、おいそれと手を出せる金額じゃなくなってしまいました。

昔はよかった!?

ではここでまだ日本が今よりは元気だった頃の価格と比べてみましょう。

フライロッダーズ2002年3月号に掲載されていた某ショップの広告からの画像です。

なんとバラクーダは32900円。

3分の1じゃねーか!!

ドル建て価格$329なんで、1ドル100円換算という違いはあるにせよ、あまりにも上がりすぎじゃないですかね!?

悲しいのは物価の上昇と反比例するかのようにサラリーマンの手取りは下がり続けているということ。

ボーナスから社会保険料が差っ引かれるようになったのは翌2003年からですからね…

とにかくお上に天引きされる額が増えすぎなんですよ!

ついこないだのボーナスだって(以下略)

アメリカでの価格は?

怒りのあまり話が逸れました。

では、本国アメリカの価格はどうなってるのかというと、バラクーダ$528、エクスカリバー$641。

日本での価格とかなりの差があります。

とはいえ、これは輸入元がボッタクっているわけではないんだろうと思います。

ペデスタルバイスは重い。

重いものは送料が高くなる。

まとめて送ろうとしたら、送料はかなりのものになることが予想されます。

昔はアメリカからの国際郵便にも船便があって安く送れたようですが、それも2007年には廃止され、基本的には航空便のみになったようですから。

インフレが進む世界から、未だデフレ継続中の我が日本で輸入物を買おうとするのは今後ますます厳しくなりそうですね。

在庫分は旧価格のまま

そんなダイナキングのバイスですが、新価格となるのは新しく入荷された分からのようです。

つまり在庫分は旧価格のようなので、欲しい人は今のうちに買っておいたほうがいいかもしれませんね。

ネット販売しているショップをあちこち覗いてみたら、けっこう旧価格で売りに出しているところが見つかると思います。

まあ新価格には手が出そうもない僕は、今のバイスを一生大事に使っていこうと思います。