朝マヅメは強風続きで、なかなか思うように釣りに行けない週末が続いています。
ここのところ、風が収まるのは大体夕方から夜になってから。
そこで、1月29日(土)の夜、とりあえずロッドを振りに近場の内房の漁港に足を運んでみました。
狙いはメバル。
サイズは小さいながら、そこそこ数は出ることはわかっているポイントです。
でも、風は全く無かったものの、今度は潮位が低すぎて釣りにならない。
この時、時刻はおよそ21時。
下げ止まりはおよそ21時30分で、中潮のこの日は潮位11cm。
ダメもとで行ってはみたものの、竿を出す気にすらなれません。
ただ、一旦家を出た以上、何もせずにこのまま帰宅するのもなんかイヤ。
予報を見ると、南房は暴風予想ながら、外房はそれほどでもなく釣りにはなりそう。
同じ千葉県でも、場所によって風の状況は全然違うもんですね。
1時間も走っていれば潮が動き出すだろうし、ここ数年、足を運んでいなかった外房のポイントもチェックしたい。
メバルの情報はありませんが、アジやらイシモチやらライトなターゲットは釣れてるっぽい。
そこで、一気に房総半島を下ることにしました。
房総スカイラインと鴨川有料道路が無料になったおかげで、アクセスはだいぶ楽になりましたね。
現地着は22時。
とりあえず勝浦市内の有名どころからチェック開始。
うむ、人がいっぱい。
風云々の前に、フライをキャストできるスペースがありません。
そこからロッドを振れそうな場所を探して漁港を点々としていきましたが、めぼしいポイントは先行者あり。
驚くべきはアジング人気です。
この寒い中、どこへ行ってもロッドを振る人の姿がありました。
ルアーなら声をかけて入れてもらそうなスペースでも、フライはちょっと無理そう。
諦めて情報収集に徹することにしました。
釣れているのは、やっぱりアジやカマス、サバなど。
それなりに釣りものはあるようです。
そして、どうやらタチウオが回遊しているらしい。
タチウオがウロチョロしてます、とかタチウオと遊んでますとかいう話をよく聞きました。
ただ、そのサイズは極小。
皆、本気で狙おうとは思っていないようでした。
定番ポイントは、アジ同様、常夜灯周りとのこと。
フライでタチウオを釣ったことはなかったんで、これはいい機会かも。
サイズはともかくタチウオに狙いを定めて、入れる場所を探すことにしました。
まあ常夜灯のあるところには当然のように人がいます。
おまけに昔はついていた灯が消えていたり、消灯時間があったりする様子。
以前よりだいぶ竿を出せる場所が限られてしまっているようです。
こんなところにもコロナの影響が。
いくつか回っているうちに、駐車場でちょうど帰り支度をしているルアーマンを発見。
声をかけると、アジは全然だけど小さいタチウオが釣れたとのこと。
そこは常夜灯直下ではなく、漁港全体が比較的明るく、海面の一部にその灯が当たる感じ。
ほとんど人がいないことからもあまり状況は良くなさそうではありますが、タチウオを釣ったとの証言を信じて、この日はここに腰を据えることにしました。
この時点で、すでに日付が変わっていました。
残り時間はわずか。
あいにく立ち位置は向かい風になる形で、弱かった風もこの頃にはそこそこ強くなっていました。
それでも、ちっちゃいタチウオなら釣れるだろうと思ってキャストを続けましたが甘かった。
結局、2022年、初のボウズとなりました。
まあ、それまでもかなりショボい釣果ではありましたが。
今回の反省を備忘録として書いておきます。
- ロッドはやっぱり6番。今回、メバルの予定で持っていった5番のロッドとラインだと向かい風は厳しい。魚のサイズよりキャスティング性能を重視すること。
- 週末の有名ポイントは夜でもキャスティングスペースを確保するのは無理。行くなら平日。在宅勤務の今がチャンス。
- 夜釣りでもある程度明るい場所ならライントラブルの対処もさほど難しくない。狙いは常夜灯一択。
- フライパターンは横の釣りだけではなく、縦の釣りにも対処できるようにチャーリー系も多めに準備。
- ラインもタイプをいくつか用意する。小型タチウオならフローティングでOK。アジならインタミ、イシモチはボトムを責められる重めのシンキングを。
- 寒さ対策は万全に。リトリーブする左手は、常に水と触れているので指出しタイプのグローブでは悴んでしまう。多少操作性は犠牲にしたとしてもフルカバータイプが必要。
フライをはじめてからというもの、なんとなく夜釣りは避けていましたが、フィールドに行けばやっぱり何かしらの情報は得られるものですね。
釣れなくてもそれなりに夜遊びを楽しめました。
タチウオはいつまで釣れるのかな。
まだまだ厳しい寒さは続きますが、チャンスがあるうちに釣っておきたいと思います。