ちょっと前のことですが、夏休みに黒部の源流に行ってきました。
自分にとっては約10年ぶりの奥ノ廊下。
薬師沢小屋までの行程では、体力の衰えに10年という時の流れを感じつつも、変わらない森と山の眺めに懐かしさを覚えました。
時間をかけて足を運んだ甲斐あって釣果のほうも大満足。
尺は出なかったものの、今年1年分くらいのイワナを2日間で釣ったような気がします。
ただ、日程的に高天原温泉や雲の平まで行けなかったり、釣り以外にやり残したこともあったので来年もまた来たい。
以下、そのときのための備忘録です。
- 有峰林道の20:00-6:00まで通行不可。東谷ゲートは遅くとも19:20までには通過すること。
- ウェーダー不要。ウェットウェーディングが気持ちよかった。薬師沢小屋に乾燥室あり。
- フライは定番のイワイイワナ、プードルなどピーコック系、黒系がやっぱり強し。
- イブニングは小屋のすぐ近くでも楽しめる。白いフライも必要。
- 狙って大物を釣ろうとしたらやっぱりニンフ。しっかり沈める必要あり。
- 美しい赤木沢出合。メチャ釣れそうなのになぜか釣れない。魚の姿も見えない。
- ビール350ml缶700円。現金は多めに。
- 下山後、折立駐車場から温泉までが遠いのが難点。でも奥飛騨温泉「荒神の湯」は最高。
その他、山を登る上で、荷物の軽量化と筋トレの必要性を何よりも痛感させられました。
また、今回、驚いたのはテンカラの人気。
釣り人の半数はテンカラで、次で餌、ルアーの順。
そして、フライフィッシャーはなんと僕ひとりでした。
たまたまだとは思いますが、フライの話をできる人がいなかったのはちょっと残念。
でも、釣法の違いはあってもそこは釣り人同士。
薬師沢小屋のテラスでビールを飲みながら面白い話をたくさん聞けました。
また、みんな心の底から夏を満喫していたのが印象に残ってます。
誰もが笑顔でした。
釣り人はもちろん山登りの人たちも沢登りの人たちも。
このコロナ禍、ここまで来るにはけっこうな葛藤もあったんじゃないかと推察されますが、
その分、来たからにはそんなことは忘れて、小学生の時の夏休みのように楽しんでいたように思います。
本当に来てよかったし、来年もまた来ようと誓った黒部遠征でした。