ハッチのディスクドラグ型フライリール、フィナティック5+の紹介です。
2019年現在、フィナティックはジェネレーション2にマイナーチェンジしていますが、僕がインプレできるのはGEN2ではない旧モデルです。
ハッチのリールシリーズについて、以前はパルスやタイフーン等、いくつかのモデルがあったようですが、現在はこのフィナティックシリーズに統一されていますね。
まずは公式の特徴紹介から。
「シングルハンドの湖の釣りから、ライトソルトウオーター、モンスターブラウンを狙いに出かけるニュージーランド。ミッドアーバーモデルは、低番手のスイッチロッドにマッチします。5PLUSが受け持つフィールドは世界中に広がります」とのこと。
僕はソルトでの使用がメインで6番と7番のラインを巻いてあります。
用途はイワイミノーでのシーバスやフラットのクロダイなど。
5+なので5番がベストマッチと思いがちですが、5番ロッドにはゴツ過ぎる印象。
実際には6番〜7番のロッドにマッチすると思います。
ベストは6番かな。
このフィナティックにはラージアーバーとミッドアーバーの2タイプがあり、用途によって選択できるようになっています。
上の2つはどちらもミッドアーバーです。
カタログスペック紹介は以下の通り。
- 直径:92m
- 横幅:24mm
- 重量:176g
- 適合ライン:WF5-7 (バッキングは20lbを想定)
LA:WF5F+120yds、WF6F+100yds、 WF7F+80yds
MA:WF5F+130yds、WF6F+115yds、 WF7F+100yds
ちなみに購入時、付属品としてネオプレーン製のリールポーチが付いてきます。
右が通常のもの、左が限定カラーのものでした。
気に入っている点は、何と言ってもデザイン。
スペック的な長所は多々ありますが、まずは見た目です。
カッコいいものには弱いのです。
ドラグ性能は多方面で高評価を得ている様子。
自ら大物をかけて試せていないのが悲しいところですが、とりあえず回転は正逆共にスムーズだし、締め込めばカッチリ止まります。
密閉ドラグを謳っているようですが、内部に水滴がついてたこともあるんで完全なメンテナンスフリーとはいかないかも。
あとは頑健さと精密製。
遠征時にフレームが曲がって使えなくなるとかリールフットが外れるなんて心配がいらないのは大きな強みになると思います。
ガタつきなどは全くありません。
スプールとフレームの隙間からラインが出てしまう心配もまずなさそう。
ネックはその価格。
渓流用と比べドラグ性能などある程度のスペックが求められる用途のリールですが、5万円オーバーは頂けない。
惚れた弱みで購入しましたが、妻にはとても言えません。
でも、最近の他社海外製品と比べて特に高いとも言えなくなってきてるところが恐ろしいですね。
自重はあるほうかな、とも思います。
軽量化が進むフライリールの中では、比較的重い部類にはいるかもしれません。
ロッドも軽量化が進んでいるので、セット時のバランスを考えるとロッドの選択肢が多少狭まるかも。
現行モデルのGEN2は以下の点が進化しているとのこと。
- フレームデザインの変更:GEN1の7ウィンドウからGEN2は9ウインドウに
- ボディカラーの変更:GEN2はつや消しのミストフィニッシュ
- 固着しにくいクランクハンドルを採用
- 軽量化のためのコンケーブ・デザイン
さらには異物や水分の侵入を防ぐテフロンのリップシールとシール済みベアリングなどが採用され、性能的な進化を遂げているとのことです。
カタログみるかぎりグレイ/ブラックはカッコよかったです。
なおスプールはGEN1と2で互換性あり。
以上、ハッチ フィナティックの5+についてのインプレでした。
当然のようにGEN2も欲しくなってるわけですが買えるのはいつになることやら。