SAGE 2020モデルをチェック

Loomisが好きですがSAGEも好きです。

というか、フライタックル全般についてスペックを見ながらあれこれ考えてる時間が大好きです。

 

フライフィッシャーには道具好き、コレクターが多いですよね。

バンブーロッド、ビンテージのリール、珍しいハックルなどなど。

幸いにして僕は未だその沼地には足を踏み入れていませんが、道具好きは間違いありません。

しかも病的に。

 

アレを釣りたい。そのためには何が必要?その中でベストなタックルは?

そんな風に考えていってたどり着いたタックルを、強迫観念に近い感じで揃えたくなってしまうのです。

これはおそらくドラゴンクエストやファイナルファンタジーといったRPG黎明期に学童時代を過ごし、ゲームの進化と共に成長してきたことによる所為かと。

つまり、その要不要を問わず「最強の装備」というものを手に入れたくなってしまう、それがファミコン世代のSAGAなのです。

もちろんその道具はただ強いだけでなくカッコよくないとダメなわけです。

 

フライタックル然り。

例えば「NRXが最強」(厨二)ってなれば買わざるを得ないのです。

というわけでカッコいい最強の装備(厨二)を求めてカタログを漁るわけですな。

 

話がだいぶ逸れました。

SAGEのニューモデルについてですね。

 

仕事帰りにサンスイに寄った際、ウォルトンの新しいカタログが置いてあったんでもらってきました。

興味があるのはSAGEのロッドとノーチラスのリールです。

ただ先に書いておくと、僕はSAGEのニューモデルを定価で買うことはまずありません。

というのもSAGEはモデルチェンジのサイクルが短すぎる。

たとえば2016年に出たMODなんてもうカタログから消えました。

大枚叩いて買ったのに3、4年で後継機種が出ちゃったら、なんかモヤモヤした気持ちになりませんか?

なので、ヤフオクかディスコンのセールくらいしか買う機会はないんですが、その時に備えてチェックは欠かしません。

 

ではSAGE。

2020年モデルとしてはシングルハンドでは2種が追加となっていました。

ひとつが「Trout LL」。

ミディアムアクションのドライフライ用と謳われております。

モデレートアクションのMODが廃盤となったので、その後継的な位置付けなのかな?

 

2019のカタログより

MODはライン番手が下は2番からあったものの、全てのモデルが9フィートに統一されていたのでちょっと日本向きではなかったし、本国アメリカでもああいうアクションのニーズはあまり高くなかったのかも。

Trout LLは7ft台の3番からあるようだし、何よりドライ専用と銘打ってるんで日本じゃ人気出るかもしれないですね。

カタログにはLine #2との表記もありますが、ネットで他の情報を見る限り#3からっぽいです。

ただ前年に出たDARTがファストアクションながら#0からあるんで、マーケティング的にはどうなんだろ?

 

パイクやピーコックバスに良さそうなペイロード

もう一つが「Payload」。

これは明らかに「PIKE &MUSKY」と「BASSⅡ」を足して割った後継種ですね。

大型のフライ、重いラインをキャストするためのロッドです。

先日狙ったアカメみたいなターゲットには最適だと思いますが、国内じゃ需要はなさそう。

 

ツーハンドなのに#1からあるトラウトスペイHD

ダブルハンドでは1機種、低番手のショートロッドがモデルチェンジ。

「ONE Trout Spey」に変わって『Trout Spey HD」が登場。

カタログではアクションの違いはわからないので、変化といえばカネティックがカネティックHDになったくらい。

ONEとLittle ONEは昨年廃盤となってたので、今年で完全にその名が消えることに。

ONEトラウトスペイの発売は確か2015年だったから、やっぱりSAGEは回転早いです。

 

トラウトLLに合いそうなモダンクラシックシリーズ

リールは「SPEY」シリーズに低番手用が追加されたくらいで大型新人は不在でした。

 

続いて興味のあるリールメーカー、ノーチラス。

今年は新モデルの追加はなくCCFX2シリーズとXシリーズの2機種、現状維持。

あ、リールはカスタムできるってことが追記されてました。

Xはドラグ性能の評価は高いし、なによりデザインがいいのでちょっと欲しい。

 

その他、レディントンとRIOについては省略。

RIOについては複雑なライン情報を確認できるんで、このウォルトンのカタログは持っておいて損はないと思います。

タダですしね。

以上、カタログだけで酒が飲める管理人からのレポートでした。