自分にとってまさにツボ。
フライフィッシャー誌で発刊を知って以来、楽しみにしていたフライの本が発売されました。
「ソルト&ウォームウォーター」のタイトル通り、ターゲットは海の魚たちに加えて鯉やバス、ナマズ、オイカワ…
「海フライの本3」もありましたが、ここにきてまたトラウトが全く出てこないフライの本が出るとは。
しかし、待ち焦がれていたのは僕だけじゃないようで、3月26日の発売開始当日にも関わらずAmazonではすでに売り切れ。
少し前に入荷していたフライショップでもあっという間に無くなったみたいですし、思った以上にこのジャンルはアツいのかもしれません。
特に紙面の3分の1以上を占めていたフラットでのクロダイゲームは、浜名湖から全国に広まりつつあり、各エリアで独自の発展を遂げつつあるとのこと。
自分のホームでもある盤洲、そして多摩川でも結果を出している人たちがすでにいて、その記事はとても参考になりました。
日本におけるクロダイサイトフィッシングの開拓者とも言える杉浦氏を筆頭に、各地のフロンティアの方々の熱意には頭が下がります。
一度でも浜名湖のクロダイゲームに挑戦したことのある人なら納得だと思いますが、やっぱりあの光景と楽しさを味わったら絶対ハマりますもんね。
膝下しかない浅瀬でクロダイが尾鰭を出して餌を漁っている。
しかも1尾だけでなくそこかしこで。
引き波を立てて縦横無尽に泳いでいるヤツもいる。
さらにガイドにしか見つけられない魚もいて、とにかくその数が圧倒的に多い。
こんな釣りが地元で出来たらと思って、以前、盤洲をちょっとだけ調査しました。
でも、アマモの陰から走り去る魚影は見つけたものの、テイリングやナーバスウォーターといったわかりやすい目印は全く無し。
あれはやっぱり浜名湖という特別な環境ゆえ成り立つのかと諦めかけてましたが、サイトではなくブラインドでのゲームが確立しつつあったとは。
とは言え、サイトが成り立たないと言い切れないのは紙面冒頭にある通り。
フライフィッシングには未だ色んな可能性があることを教えてもらいました。
個人的には、浜名湖や奄美でお世話になった方々や、見知った名前を其処彼処で見つけられたのが懐かしくもあり。
海は広いがフライ界隈の人間関係は思ったより狭いみたい(笑)