年末のこの時期、すでにビジネスパーソンの皆様の手元には源泉徴収票が届き、ふるさと納税の限度額が確定したことと思います。
僕も10月あたりから寄付という名の買い物を開始し、2020年の残り数日で上限いっぱい使い切るつもりであります。
我が家の場合、縁も所縁もないにも関わらず、北海道に寄付することが多いです。
ズワイガニ、タラバガニ、毛蟹、いくら…
個人的には大好き道東を応援したい意向はあるので、家族の嗜好と相俟って積極的に寄付する結果となっています。
しかし、フライフィッシングに関わるふるさと納税があるということは、ごく最近知りました。
国内ではフライ産業は商業ベースから外れたもんだと思い込んでいましたが、頑張っているところはあるんですよね。
今年はもはや手遅れなので、来年はぜひ寄付したいと思っています。
ただ、金額にやや難があるところが多いので家庭内の合意を得られたらという前提ですが。
まず国内ロッドメーカーの雄、カンパネラ。
今では珍しくなってしまった、岩手に本拠地を置く正真正銘のメイドインジャパンのロッドです。
自社でデザインしたマンドレルに、自社のバインディングマシンでカーボンシートを巻きつけ、それを自社のオーブンでブランクに焼く。
すべての工程が、本当の意味でハンドメイドと言えるフライロッドを作り続けているメーカーです。
岩手県紫波町への寄付で返礼品をもらえます。
紫波町って美しい名前ですね。
寄付金額は変わりますが、モデルが選べるようになってるのもありがたい。
ただ、今はだいたい3割が還元率なので、寄付金額はかなりお高めとなってしまいます。
でも、これはルール上いたしかたなし。
ロッドが来たら次はリール。
国産フライリールと来たらウェルストンです。
ちなみに、ブリヂストンといえば石橋さん、ウェルストンはそう、石井鉄工のブランドです。
寄付対象は富山県射水市です。
ロッド同様、こちらも元々の定価が高額なので、寄付金もちょっとハードルが高めとなっています。
残念ながら僕の年収では手が届きそうにありません…
そして、僕が一番欲しいと思うし、かつふるさと納税のコンセプトとマッチしていると思うのが「遊漁券」です。
特定の漁協や河川のものはもちろん、新潟なんて県内共通で使える年券を出しています。
年券があればそのエリアに通うことになるし、そこである程度のお金も落とすでしょう。
寄付金に加え、さらなる経済効果も見込めるわけで、まさにWIN-WINじゃないですか。
現状、全ての河川がふるさと納税の対象となってるわけではありませんが、できる限り多くの漁協と自治体が遊漁券を寄付によって入手できるようしてほしいと切に願います。
他にもフライ関連のふるさと納税はあるかもしれませんし、今後増えてくるかもしれません。
毎度、年末はろくに調べもせず慌てて寄付することが多いので、年が明けたら面白そうなところを探しつつ、計画的に寄付していこうと思います。