クートとムアヘン

冬になると我が地元の海にオオバンが大挙してやって来ます。

フライフィッシングをする人にとってはクートのマテリアル名でお馴染みです。

ウェットフライやスペイ用のフライなんかによく使われるようですね。


また、極めて似たマテリアルにムアヘンがあります。

こちらはの日本名はバン。

田んぼの番をしてくれるから鷭。


この2種がいつもどっちがどっちだっけってなるので、自分なりに整理してみました。


ムアヘン(和名:バン)

バンは狩猟鳥です。

そのためかコンプリートも見かけます。

大きさは鳩くらいの大きさ。


外見上の特徴としては、嘴から額の部分が赤く、嘴の先端は黄色となかなか派手。

全体的には黒っぽい灰色ですが、背中の部分は茶褐色。

翼の脇の部分と尻近くの羽が白くなっています。


クート(和名:オオバン)

オオバンは非狩猟鳥。

入手がかなり難しくなったいるようで、ショップで見かけることはあまりありません。

海にいけばたくさん群れているし、全国的にも増えているみたいですが。


体格は、その名の通りバンより一回り大きくずんぐりしています。

額の部分は白い額番があり、嘴は白に近いピンク。

全身は真っ黒なので、額の白が目立つます。

足も白で、全体的にシックな装いのオオバン。


クートとムアヘンの違い

左がクート、右がムアヘン。
フェザーだけ見るとほとんど見分けがつきません。


まず入手の難易度。

ムアヘンはけっこうショップに在庫しているのを見かけます。

逆にクートは、コンプリートはもちろんフェザーのパックすらあまり見たことがない。

あんなにたくさんいるのに、なぜ手に入りにくいのか。

どちらも日本に住む鳥だし、わざわざ輸入しているわけではないと思うんですが。

やっぱり狩猟の可否が関係しているのかな。


フェザーのサイズはやはり体格同様、クートが大きく、ムアヘンが一回り小さい。

渓流で使いやすいサイズはムアヘンのだと思います。

大きめのウェットフライなんかで使うにはクートが良さそう。


あとはカラー。

クートはどこをとっても黒に近い暗灰色ですが、ムアヘンは部位によっては茶褐色や白が混ざります。

ムアヘンのコンプリートなら、サイズはもちろん色の違いも目的によって使い分けられますね。


フライパターン

よく使われるのはソフトハックルパターン。

パートリッジ同様、パラリと巻くのが良さそう。


パラシュートパターンも人気がありますね。

浮力を考えるとプールでのライズ待ちの時用かな。

ガガンボやクモを模したパターンに使えます。



決してメジャーなマテリアルではないクートとムアヘン。

でも、フワフワ、ユラユラと動くファイバーはなかなか釣れそうな雰囲気を醸し出しています。

使いどころとしては、ソフトハックルのようなウェットがメインとなるかな。

ドライフライとしてはパラシュート以外の使い方をネットや本では見つけられませんでしたが、個人的にはCDCと合わせて使っても面白そうかなと思います。

ガガンボのハッチの時なんかにぜひ使ってみたいです。