さて、そろそろマルタたちの遡上もピークだろうと2週続けて多摩川へ行ってきました。
昨年まで多摩川沿いに住んでたのでタイミングを見計らって出撃できたんですが、現在は千葉に引っ越してしまったため、狙えるのは週末のみ。
しかしながら、遡上魚は数日で状況がガラッと変わってしまうのがツラいところ。
今年の多摩川ではそのことをはっきりと痛感させられました。
3月14日(日)ホワイトデー。
前日の土曜にかなりの大雨が降ったので、この週末は諦めてましたが、WEBでライブカメラや水位をチェックするとなんとかなりそう。
短い釣期を逃すわけにはいかないので、ダメもとでアクアラインを渡りました。
少しでも水位が下がっていることを期待して目指すポイントには14時着。
遠目に見ると、水量は平常時より多いものの釣りにならない程じゃない。
濁りも大したことはないし、何より釣り人がたくさん。
これはいけそうだ。
しかし、川に降りてみると思ったより魚の姿が少ない。
瀬のあちこちで水柱が立っているのを想像してたんですがアテが外れました。
いることはいるけど、川の一画に小さな群れが見える程度。
にも関わらず釣り人はたくさんいて、その群れ目掛けて四方からルアーを爆撃のように投げ込んでます。
しばらく眺めていたものの、コレは無理だと判断して魚を探して歩き始めました。
少し移動した先で魚が溜まっている場所を発見。
先行者はフライフィッシャー1人。
声をかけて近くで釣らせてもらうことにしました。
ただ、マルタたちは一定の細い筋を遡上のルートと決めていて、スペース的にそこで釣りができるのは1人だけ。
自分はその筋に入るために深みで待機している魚の中からなんとか1匹釣り上げることができましたが、コレはマルタではなくウグイでした。
「すみません、1匹だけそこで釣らせてくれませんか?」
すでに何匹か釣り上げていた先行者の方は、この一言で場所を譲ってくれたはず。
やっぱり何事も重要なのはコミュ力です。
続いて3月20日(土)春分の日。
昨年の一番いい時期を知っているので、先週はまだまだピークじゃなかったんだろうと。
今週こそはと、この日は早起きして7時には川に降りてました。
しっかし驚いたことに先週以上に魚がいない。
少ないどころか全く見えません。
ロッドを継がないまま川をウロウロ。
かなりの距離を歩きましたが、魚の姿は見つけられず。
なんとか1箇所で数匹程度のマルタを見つけましたが、そこで釣っていた人は全く口を使わないと嘆いていました。
すれ違う人たちと情報交換するも、皆、状況は一緒のようで。
先週の大雨で一気に上流へ上がってしまったとか、すでに婚姻色が消えているとか。
もしかしてもうシーズン終了?
結局、この日はまともにロッドを振ることなく帰路につきました。
本当にもうピークは過ぎたのか、それともまとまった雨の後、次の群れが上ってくるのか。
やや不完全燃焼の今年のマルタ。
もうちょっと多摩川の状況を注視してみようと思います。