3月13日早朝。
前回はリグの失敗もあってやや不完全燃焼だったので、翌日も同じ場所でマルタを狙いました。
前日同様、バシャバシャと激しく水柱を立てているマルタたち。
浅い瀬以外の流れの中にも、大挙している黒い背中が見えます。
今回はショットを外れないよう、ズレないように付けタックルは万全。
スレ掛かりを避けるためフライ先行で流した一投目、さっそくファーストヒット。
しっかり口にかかっていたので、無事50センチクラスをランディング出来ました。
前回バラしてばかりだったのは、やっぱりスレが多かったからだったんだと思います。
口に掛けることに関して、よく遡上魚は餌をとらないと言われます。
が、それはあくまで産卵を一大イベントとして一生を終えるマスたちの話。
マルタは産卵後、また海に帰っていくわけだし、なによりメスが産んだばかりの卵をオスはがっつり食べているようです。
もちろん遺伝子を残すことに懸命になっているので、食欲で食べているのではないのかもしれませんが、きちんとフライを流せばちゃんと食ってくれます。
1本目を釣り上げた後もほぼ1キャスト、1ヒット。
ただ、パワフルなファイトを楽しめたのも最初の数匹までで、あまりに簡単に釣れ過ぎるともういいかなってなりますよね。
今回も、ものの20分でロッドオフ。
その後、しばらくは川とマルタを眺めていました。
それにしても瀬付きのマルタは簡単とは聞いていたもののここまで釣れるとは。
驚いたのはやっぱりその群の数。
多摩川のマルタは高度成長期の水質の悪化に伴い一時激減したそうです。
今の大群からは想像もできませんが、数十年以上、マルタの姿を拝めない時期が続いていたとか。
それをここまで復活させたのは漁組を中心とした地元の方々。
なんでも涸沼川の抱卵マルタを購入し、数年にわたり自主放流を続けたとのこと。
放流の開始が1990年かららしいので、マルタが釣れるようになったのは最近とまでは言えないものの、そう昔のことでもないわけです。
そんな経緯を知ってしまうと、遊魚券を買わずに釣りをするなんてできなくなりますよね。
マルタは不味いからか漁業権の指定魚種にはなっていません。
だからと言って遊漁券はいらない、ということにはならないんですね。
漁業権の内容となっている魚種を混獲する恐れがあり、その遊漁行為が漁業権対象魚種の採捕を含むと客観的に認定しうる時は、遊漁規則に基づいて定められた遊漁料を納付する必要がある、らしいです。
実際、指定魚種のウグイも産卵シーズンが同じらしく、この日も釣れてきました。
気持ちよく釣りをするためにも遊漁券を購入しましょう。
さて、今回釣れ過ぎたおかげで今年のマルタはもうおしまい。
には、しません。
確かに瀬付きのマルタはおなかいっぱい。
でも、瀬に集まっていない産卵前の魚を狙う、また別のマルタフィッシングもあるようです。
口を使わせるのは難しくなるものの、瀬で力を使っていない分、そのファイトは格段に上だとか。
シーズンもまだ始まったばかりなので、今後もフレッシュなヤツらが海から遡上してくるに違いない。
なので、「姿は見えないけど、ここなら絶対魚がいるはず」というポイントを探して狙ってみようと思います。
何と言ってもこんなご近所で楽しめるチャンスはそうないですからね。