釣りものが限定されてくる真冬。
今年は割と暖かいとはいえ、厳しい寒さはフィールドへの足を遠のかせます。
そんな釣り人の行動を見計らって、各メーカーが新モデルを発表してくるのもやはりこの時期。
各種イベントがCOVID-19の影響で中止やオンライン開催となったり、発表が遅れたりといったことはあるようですが、モデルチェンジが無くなるようなことはありません。
しかも、最近はそのペースがどんどん早くなってるように思うのは気のせいでしょうか。
ウィンストンもニューモデル、Air2を発表しました。
ウィンストンは2019年にはPureも出してますし、割と製品サイクルの短いメーカーって印象です。
ちなみに旧モデルのAirが出たのが2017年。
それからわずか4年でモデルチェンジです。
SAGEもだいたい同じくらいの頻度で後継種を出してきますよね。
フライメーカーに限らずともダイワやシマノも似たようなサイクルだし、釣具業界では4年っていうのがだいたいの入替目安ってことなんでしょうか。
ただ、出てくるものがあれば消えていくものもあるわけで。
ニューモデルの発表は嬉しくもあり、寂しくもありですね。
資本主義社会である以上、致し方ないのかもしれないですけど。
で、ウィンストンAir2。
今回は4年でのモデルチェンジとなったわけですが、そんな短期間で技術的にはどれくらい進歩するものでしょうか。
ロッドの進化はほぼ素材の進化です。
カーボングラファイトと樹脂の進化。
今回のウィンストンAir2は、「S-2000」というグラファイト素材を使用したとあります。
樹脂については特に記載はなし。
前モデルのAirは「スーパーシリカ軽量レジンシステム」と樹脂が変更となったと書かれていました。
一方、ブランクのグラファイトはボロンⅢらしいので、その前のモデルと同じなのかな。
なんとなくですが、カーボンと樹脂をちょっとずつ入れ替えているイメージです。
これを両方一度に変えると、LoomisのNRX +みたいに劇的に変化しているように感じるんでしょうね。
Air2もボロンⅢシリーズと比べたらかなり変わっていると思えるはず。
ただ、いくら改良がなされたとしても、4年サイクルで買い換えるにはフライロッドは高過ぎる。
特にあの美しいグリーンがイメージカラーのウィンストンのロッドは、外見上の変化はほとんどないわけで。
幸いにというべきか、ニューモデルにもかかわらず、それほど購買意欲を刺激してはきませんでした。
でも、もしウィンストングリーンをやめたら昔からのファンは良く思わないでしょうし、メーカーとしては難しいところだろうなぁ…
などと、ダラダラと酒を飲みながらPC画面の情報だけで楽しめる今日この頃。
寒いし、コロナ禍だしで家で大人しくしてても、ギア好きにはまずまず面白い時期です。
まあほとんど買えないものばかりなんで眺めてるだけなんですけど。
さて、そろそろ今年の新製品の発表はあらかた出揃った様子。
いや、SAGEがまだだったかな。
ともかく画面ばっか見てないでそろそろフライを巻かないと。
渓流解禁の頃には、このコロナ禍が少しでもよくなっていることを祈ります。