コロナ感染拡大の状況を鑑みて、今年もジャパンフィッシングショーがオンライン開催になりましたね。
いや、今は「釣りフェスティバル」って言うのか。
とにかく昨年に続き2回目のオンライン開催です。
オンライン化。
仕事をはじめ恩恵のほうが大きいのでありがたいことではあるんですが、釣道具の展示会に関しては実物を触ってなんぼ。
釣具メーカーにとってはかなりの痛手なんじゃないでしょうか。
まあ、釣りフェスに限っていえばフライ用品は扱いがほぼ無いんでソレでもいいんですけど、本来なら冬は釣具業界とタックル好きにとってはアツい季節だったはず。
しかし、コロナにより色んなイベントが中止になってるせいで、実物に触れられる機会が大幅に減ってしまったのは哀しい。
一昨年、トラウトフェスタに参加して色んなロッドを試投できたのはとてもよかった。
次回も参加しようと思ってたのに、こちらも2020年、2021年と2年続けて開催されず終いです。
ショップに在庫されてるロッドは限られるし、モノを見る機会さえない。
でも、海外製のハイエンドロッドを実際に見ることも触ることもなく購入するのはちょっと躊躇われます。
なんといっても額が額ですからね。
そうなると、どうしたってネットの情報に頼らざるを得ませんが、残念なことにそれも今やかなり少ない。
一昔前はけっこうブログでインプレを書いてくれている人もいました。
SAGEのTXLやスコット G2あたりまでですかね。
最近はそういったものは、とんと見なくなってしまってます。
最新モデルについては、公式サイトとショップの情報がほぼ全て。
なので、海外の情報に頼るしかないのが現状です。
僕が参考にしているのはイエローストーンアングラーの「シュートアウト」。
毎年、様々なメーカーのロッドをインプレッションした上でランキング付けしている企画です。
昨年2021年は6番、2020年は5番と8番、2019年は4番でした。
日本で主流の3番は向こうではほとんど出番が無いようで取り上げられたことはありません。
今年は何番ロッドかな。
比較されるロッドは最新のものだけとは限らず、現行品であれば数年前のモデルもリストに入ります。
新しいモデルが強い傾向はもちろんありますが、多少古くても良いロッドは高く評価されます。
G .LOOMISのNRX LPは、5番クラスで廃盤まで1位のポジションをずっとキープしていました。
昔のシュートアウトは見れなくなっているみたいですが、残しておいて欲しかったな。
2021年はロッドは30モデル、2020年の5番は32本と取り上げられるロッドはかなりの数です。
これだけあると、日本ではあまりお目にかかれないロッドもけっこうあるかと。
去年のウィナーはダグラスのスカイG 6904ですが、関東近郊では取り扱ってるお店は無さそう。
ロッドの評価はポイント制で、価格や保証制度などわかりやすいものから、スイングウェイトや狙う距離ごとのパフォーマンスなど主観的なものまで、いくつかの項目に分けて点数づけた上で総得点の高さでウィナーが決まります。
ニンフィングに向いているかという指標もありました。
けっこう実践的かつ細かく項目立てられているので、個々人の使用目的によって好みのロッドの目星はつけられると思います。
ただ、いくら数多くのロッドを細かな項目立てて比較していても実際に触れなければ意味ないのでは、と思いますよね。
このあたりは、店主であるジョージ・アンダーソンさんを信じるしかない。
長いこと見てると、この方のだいたいの好みがわかってきます。
ティップがしなやかでバッドがしっかりしているドライフライ向けのロッドが好きみたいです。
なので、G .LOOMISが高くてSAGEのロッドはことごとく評価が低い。
ウィンストンも高番手は散々な扱いです。
たまたま自分も好みの傾向が似ているのでとても参考になってますが、SAGE好きにとっては全く当てにならないし、むしろ腹が立つでしょう。
ただ、ここまで細かいインプレはそうないと思うので見ているだけで面白いと思います。
もちろんサイトは英語ですが、今はGoogle翻訳のおかげで大意はわかりますし。
フライを蠅って訳すのは勘弁してほしいですけど。
自分もロッドを買い替える余裕は全く無いんですが、気になるロッドはチェックしておくつもりなので、今年のシュートアウトが今から楽しみです。